蝶毒:真島芳樹

21:51

真島芳樹 (まじま よしき)
aromarie
ラストを飾るのはこの方、「女はみんなあんたに惚れちまう (野宮家女中・談)」と言われる男前な園丁の真島・25歳。綺麗な顔立ちで良い香りのする、お姫さんの初恋?のお相手です。
まーとにかく複雑な人でした。(あと1番Sっぽい感じがした。いろんな意味で。)
物語のおさらいの含めて、以下ダラダラ感想、とりとめもなく…ネタバレだらけです。注意。

shiba.gif
斯波が表のヒーローであるとしたら、裏のヒーローとも言えるのが真島。野宮家一連の事件は彼に絡んだもので、彼のルートはどれも辛くて苦くて、幸せだとしてもどこか切ない感じがしました。

真島は百合子の母とその実の兄の子ども(近親相姦の末の子)で、使用人が養子として育てていたのだけれど、
それを知った(百合子母に寒気がするくらい執着していたという)百合子の父が嫉妬から彼を殺しに行き、養父養母までも惨殺。一命を取り留めた真島は復讐するために野宮家に潜り込んできた…いう背景を持つ人。
(しかも裏では阿片王というね…二度見しましたともあへんおう?って。)

本当は野宮家に復讐したかったのだけれど、そこで異父兄妹にあたる百合子に恋をしてしまったのが更なる悲劇というか不幸…(あうあう…)復讐の日を先延ばしにしてしまう自分が居て、惹かれているけど苦しくて仕方がなく…。
そして彼女の誕生日・婚約者を選びのパーティーがXデーとなりました。

真島は彼が絡むエンディングはザッと5つ

百合子が彼の素性を知らない

1:百合子と夫婦になり2人して生きていく
 =真島・百合子共に幸せ

2:視力・聴力を失った百合子を上海に連れてゆき自分の傍に置く
(百合子は真島だとは知らないが、その相手に愛を感じている)
 =真島・百合子共に幸せは感じている

百合子が彼の素性を知っている

3:百合子自身が真相を解明し、突き止め、彼が静かに野宮家を去る
 =悲しくも清々しいエンディング (ココ参照)

4:百合子に真相を全て告白、妹として指一本触れずに上海で阿片王の片腕となる
 =2人とも好きなのに兄妹を貫く悶々エンド

5:百合子をジワジワと追い込み、気がふれた(?)彼女を売春宿に売り飛ばしてしまう
 =真島は愛しているし苦しいし、他の男に抱かれる彼女に苛立ちながら、自分も彼女を抱いて苦しいという地獄のようなエンディング

※1、2、5は体の関係あり。

基本的に真島は自分の血を物凄く呪っているわけで、それを百合子が知った時点で体の関係はもてない(もたない)んでしょうね。5に関しては彼女が気が狂っている(ここら辺ギリギリ本当に百合子が芯から分かっていないのかが不明。解釈次第?)だから抱いているけれど。

1のルートは、Xデーに百合子が自分に告白してくれたことで決心が鈍り、計画を中止。
更に断っても家出し、女給までして好きであると証明しようとした(その上もう家には戻らないとごねた)彼女に、兄妹であることを一生黙っておくことで共に生きることを決意したという結末。真島にしてみたら百合子の父母が大事にしてきた一人娘を奪ってやって、母には分かる形で捨て台詞を吐いてやったから、ある意味復讐を遂げたということでしょうか。
その後は夫婦として生活して幸せを感じる真島…なんだけど、やっぱりなんか少し切なさを私は感じたですよ。危うい幸せというか。百合子が知らない、というのも少しひっかかって。不幸な現実を百合子には知らせたくない、苦しむのは自分だけで良いという優しさと、血のつながりを忘れたいという気持ちが 真島にあったのでしょうか。

5は究極に悲惨で地獄。百合子父は殺し、母も追い詰めて心臓を弱らせ死亡、兄も執事もいなくなり、
百合子も誰か分からない相手に対して売春しなければならないという真っ暗くらいくらい…。
自分がそれで「( ゚∀゚)フゥハハハハハ!!やってやったわ!!!(←誰よ」って非情になれたならまだしも、淫乱だメス豚だとか言いながら、泣きながら彼女を抱いて「愛しています…(シクシク)」みたいな。愛おしくて憎らしくて苦しくてしょうがないんですね。まったくもう…(涙)

個人的に1番好みなのは3かなあ。
正直、百合子の両親、特に父は許されざる人でしょうし(すっげー怖かった…あの真島を殺そうとした場面の剣幕)、殺されても仕方がないんじゃないの?って思うし。百合子への思いはそこに置いていって、阿片王も止めて、どこか遠くで庭師として働いてそれなりに好きな人と家族を作って幸せになってほしいと凄い願うわけですよ。

次点で4が好み。勿論指一本触れない状態→悶々決壊で2人で子どもを残さず受け入れて生きていく展開を希望してですよ。(何も知らずに笑っていて欲しいとか嫌なんだぜ!だから1より3の方が好きなんだ。それが優しさだとしても)

まー、本当に真島は育ちも育ちだから凄く屈折している複雑な人で、百合子には愛憎入り乱れた感情を持ってて大変。本当は好きで好きで仕方がないけれど、好きな気持ちを抱くことは自分の呪わしい血を認めることになるから絶望を感じていたと思う。(一方で百合子を誰かに取られそうになると嫉妬しちゃうなんてもうね…この阿片王は…!)プレイしながらずっと「真島…アンタも幸せになってもいいんよ…J( 'ー`)し」って胸が苦しかったっす…もうオカンの気持ちよ…。
ホントに幸せになってほしいと願いまくるルートでしたよ。とりあえず全員の攻略を終えて、全ての謎が解明しました。濃厚だったなあ…。

shiba.gif


全部終わってみてそれぞれの印象が色々変わったり(執事)そのままだったり(斯波)、ああこの場面での真島はこうだったのかーとか、2人の兄はどちらとも辛いねえとか思ったり、秀雄愛してる秀雄とか…大変おいしく頂きました。メインキャラクター全てに愛を感じております。ああ面白かった!

書き足りないので終了後のキャラ雑感、総評等はまた後日。


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