下天:織田信行/明智光秀

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下天の華 :織田信行/明智光秀 
 
【下天の華】、キャラ、ルートの雑感。攻略順にメモ。
今回は、信行様と兄様。これまでどちらの心情もあまり見えてこなかったけど、それぞれの胸中がクローズアップされて興味深かったです。

以下、多大にネタバレ含む書き散らし。閲覧注意で。

織田信行 
美しい涙と吹き荒れる風。 
一周目、彼岸花を手に墓前で静かに涙を流していたのを見てずっと気になっていた信長の弟・信行。黒幕側の心情が綴られた、切なさが伝わってくるルートで今までで一番泣けた。
信行様は、それが弱さになってしまう程、優しすぎる繊細な心の持ち主。あまりに力強い光を放つ兄に憧れつつ尊敬しつつ、そして小さな嫉妬を抱えながら生きていた…本当はその程度だったのに、外野の声に焚き付けられ、悩まされ、自分自身の不甲斐なさを恨み、心に大きな嵐を抱えることに。ギラギラした野心や、憎しみに身を任せて兄殺しへとまっしぐらとなれば、いっそ楽だっただろうに、自己否定の方向に気持ちが行ってしまったのが切ない。
いつも爽やかな笑顔の裏にある苦しみや、信長イベでの「全てのものが兄上のように夢を持って生きられるとは限りません」というセリフは自身にも向けた言葉だったと思うと胸が痛い。周りや弱きものに対する優しい姿もまた真実で、恨みを大きくしてしまった部分も真実。ほたるの手を握って「僕にもう関わるな」と言ったシーンも安らぎと恨みの狭間で心が揺らいでいる…実に人間らしい人。そんな彼が私は好きです。
本能寺での「もう何故そんなに(兄を)恨むのか分からない」と気持ちを吐露するシーンは涙が出て仕方がなかった。信長様も、ずっと弟を心配していたんだろうなと感じたけど、兄弟であるが故のどうしようもなさが何とも…。
でもあそこで信長様が「兄弟」を斬り捨てることで、決別するという決着の付け方は素晴らしかったったし、はなむけの言葉もまた感動した。ほたるの純粋な気持ちが支えとなって、新しく生きなおせると思うとホッとした気持ちに。

実際のところ信行様は、劣ってるとは思わないんだけど、信長様が余りにデカいからな…。(だけどどっちも素晴らしいよ)コンプレックスを拗らせてるとはいえ、ヤンデレまでいかず、普段は優しくてのんびりしてるし、冗談を言ったりする部分とか人間的に魅力もあるし。(地味に染物の技術があってそれで生計立てられるのが凄い)他の忍びからも慕われているところから人柄の良さも伝わる。髪型はモッサリしてるけれど良い男。驚いた顔が兄弟そっくりで血のつながりを感じたり。
そしてこのルートの師匠は二人のオトンのようであった。そんで、兄様はホントに腹立たしかった。もっとやりようが!と。



明智光秀
信じるか否か。それが問題だ。 
(利のある部分では)外面が良く物腰柔らかな見目麗しき智将。その実、物言いがキツい(また声が良くて言葉の紡ぎ方が雅やかだから余計刺さってくる)。
兄様のルートもまた、信行様に続いて隠された内面を知るためのルートのような気がする。彼が謀反人ではないと重々承知してはいたけれど、攻略するまではほぼ無交流だったので、謀反あぶり出し含めてその心情が見えてこなかった(特に信行ルートをやった後だったので兄様のやり方がムカつくわ…と思ってたし)。でもこのルートを通して、そこに彼の信念があったのだと理解。
史実とは違い、このゲームの明智光秀は一貫して「信長の天下」を支える忠臣だったのだなーと。最初から最後まで「信長様の天下のため」の働きでそこには一つのブレも無かった。怪しげな言動も、毒のある冷たすぎる部分も、全ては自分が信じた信長様のために。疑わしきを演じ、汚れ役も厭わない。(…まあ誤解されるのは物言いのキツさと、いい性格してるってところも半分だとは思うけどさ。)
天下布武の為ならばどう思われようとかまわない、と清々しい程に見事な人だった兄様。…確かにカッコいいです。(ムカつくけど。)
ほたるが、兄様の心の内に近づけるか否かは、兄様が彼女をどれだけ信じているかにかかっているのも、誰の事も信じられない彼の人となりを表していると思う。すました顔して「敵を欺くにはまず味方」と吐く度、苦笑していたのだけれど、それは信念あってのこと、と、一応納得させれたし、彼を選んで一心になれば、策を教えてくれたり、牢の前で「私を信じて」と言ってくれたりで、気持ちを砕いてくれるのも伝わり、おぉ…となった。
「誰も信用していないよ、君以外は」の部分や、病気での姿、ほたるが彼を気遣う際に垣間見える動揺や心の揺れなどから『兄様が一番んんんん!!!』って人が多いのも、まあ…頷けるかな。(私は当たりがきっつい人は苦手だし、デレに至るまで付き合いたくないので無理だけど!)
有名な言葉「敵は本能寺にあり」の使い方も、非常に上手かった。おみごと。(今回も信長様の格好良さは言わずもがな。)



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