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Princess Arthur:Merlyn(+総評)

17:37

プリンセスアーサー:マーリン
Princess Arthur(プリンセス・アーサー)、キャラ、ルートの雑感。攻略順にメモ。
最後は伝説の魔法使いマーリン。
彼はとんだ臆病者で弱腰だった。非常に逃げ腰なジジィ。
でもなんか私、この人が割と好きみたい…。

以下、多大にネタバレ含む書き散らし。そして総評的なものも。閲覧注意で。

Merlyn
STORY
マーリンのルートは臆病魔法使いと姫王の愛の物語だった。
王となったアルの後見人としてサポートしようとするマーリン。
子ども扱いしてちょっかい出してくるくせに、気持ちの(恋愛の)テリトリー入るや否やスルっとかわす。「ダメだよ」と逃げる。壁を作る。
半妖という生まれ、そして親に拒絶された育ちから、自分は不要だという気持ちが根底にあり、愛することが怖いし、愛されることも怖い。
「自分の許可なく勝手に好きな男を作るんじゃないよ」と言っておきながら、その気持ちが自分に向けられると逃げる。
年の差を感じ、早く彼に釣り合うような女性になりたい、大人になりたい、王として認められたいと思うアルと、想いから目を背けるマーリンの攻防戦。必死で焦りながら食らいつくアル。しかしずっとずるい男のままのマーリン。
最後はアルが聖剣から離れたことで起きた森の魔?を食い止めることで人柱状態になったマーリンを、聖剣を失う覚悟で取り戻し、今まで逃げていたアルからの想いと自分の想いを受け止める覚悟をする…という〆



…年下の女の子の想いから逃げるとははいい度胸だな…この根性無しが……好き!
という私の歪んだ想いを向けられたマーリン。(ちょっと蝶毒の藤田を思い出した。あっちより往生際が悪いけれど。)
もっと苛立つのはー
そこに私の惨めな願いが隠されているからだ。認められたい。マーリンに。
好きだから大人になりたい。早く大人になりたい。追いつきたい。王として大きくなりたいし円卓の皆にも認められたいけれど、それ以上にマーリンに…という王である前に女の子であり、女になっていくアルの切なる想いと、それに対して憎からず思いつつ、でも怖い…というビビリのオッサン魔法使い。色んな意味でジリジリしていてたまらん。

後見人として、可愛い王様として接してきた女子が、自分の方を向いていて、自分も彼女の方を向きつつある。これは宜しくない、何かの間違いだと否定する姿に、イラつき叩きたいと思いながら愛を感じずにはいられない…。
彼女が王としての信念を捨て(そして、王じゃなくなったとしても出来ることがあると確信して)聖剣を失くしても構わないという思いで救った後の台詞が「君から逃げたかった」だからなんともカッコ悪くてしょうもなくて好きだ。逃げたいほどの想いだったということか。

でもねーラストがねーちょっと勿体ないかなー。
マーリンを助けるのが…
――――王としての私の最後の役目で そしてただの人間である私の一番の願いです。
ってあるんだから、ただの平民に戻っても良かったんだけどね。そんなルートがあっても良かったのに。(すごく素敵な告白セリフじゃないですか。)
でもラスト以外は、色々と気になっていたことが見えてくるし、2人のモダモダが伝わるルートで好きでした。(あ、でも円卓の皆の空気っぷりは…(イビス好きだけどさ…)最後なんで円卓の皆いなかったのよ…)
あとどうしようもなく切ない気持ちにもなった。ウーゼル、ギネヴィア、モルゴースの愛を思うと。なんとも。(これは総評に書く)

CHARACTER
臆病なおっさん。もう上に山ほど書いたので割愛。情けないったらありゃしねえ。

VOICE
いつものセクハラ軽いノリの感じと距離が近づいた時の優しげで寂しげな感じと、とても良かった。

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何といってもマーリンはあの『お前が責任とりやがれ』(意訳)のシーンが良かった。ガウェインの告白の次くらいに痺れた。
自分の気持ちをマーリンに伝えるアルと、自分の気持ちを分かりつつもはぐらかす(立場を考えての分別もあり、そして想いを受け止めるのが怖い)マーリンのやりとりがジリジリしてたまらない。

(タークィン王の求婚に対して、他の男と既成事実を作ってしまえば断れるとほざくマーリンに)勝手に好きな男を作るなと言ったじゃないか。だったら貴女が責任を取って結婚してくれるのか?→他の男に言え。今の君なら喜ぶ男がいる→じゃあ貴女を好きだと言ったらどうする?→嬉しいけれど本気にしない。恋と信頼は違う。君のことは私が1番分かってる→(自暴自棄になるアル)分かってねーYO!くっそ、お前が責任とりやがれ→責任って…たとえば…(押し倒し)
この流れな…堪らない…
マーリンの黄金色の瞳が目の前にあって、吐息が唇に触れるくらいの距離で、怖いけれどそれ以上の嬉しさがあって、涙が出そうだった。

「自分を好きでもない男に責任を取ってもらっても嬉しい?」の台詞なんて、ぶん殴りたい!超ぶん殴りたい!分かってるくせに怖がって否定しやがって…でも嬉しいアルの気持ちも伝わって私はもう…っ!!!となりましたよ!くそ!バカ魔法使い!虚勢を張るしかないアルの心情を思うともう…!!!!もう…!!!
『――キスはしたことが?』の言い方とかくっそ…くっそ…っ。またさーこのキスシーンがなんか…スチルと合間って大変なことに…怖さもありつつ初めて触れ合える喜び(アル)と責任をとれというから取るだけだという体を取って、自分の思いから逃げつつも衝動に任せそうな感じ(マーリン)と…頭おかしくなりそうだったよちくしょう。)

指が鎖骨に降りてきて…そしていよいよって時に「やっぱりやめよう」、と逃げるマーリン。
本当に好きな相手が出来たときに…とほざくので私もざけんな!と涙目になったものです…(その後ドスっと音がしたので「アル、腹にグーパンしたか?!やっちゃうよねこいつ!!」と思ったけど本を投げただけだった…)
全体を通して、年の差のある2人を感じるルートだったのも良かった。口紅の色が似合わないというシーンもそれを強調する感じで好きである。

しかしエンドロール後のエピソードで、寝ているアルのところにマーリンがこっそり来るんだけど、急な悪寒に襲われ目が覚めたっていうのは、攻略対象に対してなかなか酷くて笑いました。マーリン、好きです。



総評など



マーリンのルートが終わって、BADENDも回収し、「ある王の物語」も読了したけれど、なんだか…言葉が上手く出てこないというか纏められなくて大分経ってしまいました。
粗も雑な部分もあり、未消化で投げっぱなしな所があれど、私にとってはすごく心に残るというか…引っかかる作品だった。手放しで人に勧めたりしないけれど、子どものころに読んだ異国のおとぎ話というか…そういう何度も読み返しては想像して、自分で考察したりして、溜息をついてしまうような。そして、全体にあるのはとんでもない愛。愛の物語だった。プリアサ。

哀しさと愛
マーリンのシナリオ読了後、途方もない哀しさでいっぱいになった。
どうしようもない。仕方がない。そんな気持ちのキャラクターがそこにいて、望んでも手に入れられないものがある。諦めなければならないもの、手放さなければならないものがあるという哀しさと絶望がひしひしと伝わる。その立場にいるのは、ケイ、モルゴース様、そしてメドラウト…かな。ギネヴィア様も、まあそうかもしれない。(ウーゼル王もそうだったのかな)

特にモルゴース様にはやりきれない気持ちでいっぱいになる。望んでも叶わない想い、愛しても愛しても結ばれないウーゼル王と自分。
きっと(というか絶対)メドラウトはモルゴース様とウーゼル王の子なんだろう。で、それをギネヴィア様も知っている。御前試合で「メドラウトが王としてふさわしいでしょう?ねえ、ギネヴィア」とたっぷりとした含みで言ってたのはそういうことなんだろうな…今更だけど。乙女ゲーなのでそこらへんは濁していますが。
そうして生まれた子なのに聖剣はアルを選んでしまった…仕方がないし、どうしようもないとは言え、ただただ哀しい。

愛の形
・愛した男の総てを独占したくて、誰も来られない場所に閉じ込めた女→ニムエの妹・ヴィヴィアン
・自分が愛した男が信じられなくて、変わらない愛の形を求めて苦しむ女→ウーゼルの妻・ギネヴィア
・どうしても手に入らない男を手に入れるために、禁忌を破った女→ウーゼルの姉・モルゴース
…で、正しいだろうか。ニムエさんが語った愛し方。(確かランスロットルート)。
ウーゼル王はモルゴース様に気持ちはないとして、どういう手段で迫ったかは分からないけれど(魔術も使えるみたいだし)、子を生すまでに至った。これをギネヴィア様は(モルゴース様が直接言ったのかもしれないけど)知ってしまい、ウーゼル王を信じられなくなり、ランスロットの「拝命の誓い」に縋ってしまった…のかな。「あまりに大きな想いは色々なものを歪ませる」とマーリンが言っていたけれども、モルゴース様の重すぎる愛が生んだ負の連鎖。
(ウーゼル王も結局ギネヴィア様の愛を信じられなくて…という。そんな愛ばっかり見てたから余計臆病になったのかマーリン。かっこ悪いマーリン。好き。)

ガラハッドの感想にも書いたけれど、各騎士+マーリンの愛し方は、
ランスロット、ガウェイン=アルへの愛>自分への愛 (アルを愛してる・守りたい)
モードレッド、ガラハッド=アルへの愛<自分への愛(アルに愛されたい・愛が欲しい)
トリスタン=王としての成長に伴う女としての成長から生まれた愛
マーリン=愛が怖い・愛から逃げたい
ですかね。

あと激しくはないかもしれないけれど、とても素敵なのはエレインの愛。あの子は強い。ダリウスの死を無理やりどこかへ押しやるでもなく、乗り越えていける強さを持っている子。強い。


世界に見捨てられた人・メドラウト
プリアサをやっていれば多くの人が思っただろうことを私も…メドラウトを幸せにしたかった。別に攻略できなくても良いから、円卓に居場所を作ってあげたかったし、色々な呪縛から解き放たれた彼が見たかった(ガウェインルートでその片鱗を見ることが出来たけれど)。アーサー王の世界のifとして生まれたキャラで、聖剣に選ばれたのがアル、選ばれなかったのがのがメドラウト…対となるような美味しい設定なのに。勿体ない。
(他のキャラクターも魅力的だし、色々と含みがあったのできっとFDの予定があったのでしょう…出なさそうなので妄想で補うしかないのだけれど)

…いろいろ書いたけど全部色んなことに関わってくるのね、モルゴース様。モルゴース様の愛の世界ともいえるね、プリアサ。




その他
・最萌はガウェインかな。安心感と告白が強かった(あと初心な)。次点はマーリン…か、ランスロット。
・ルートが1番なのはトリスタンだなーあのひげ野郎。
・BGMがちょっと合ってないなと思うところがあった。ぶつ切りは言わずもがな。静かな場面のBGMは大体合ってたと思う。
・スチルで表情の変化が豊富なのはとても素晴らしいと思う。
R18でも見たかったプリアサ(再)やっぱりR18で見たかった!ずっと思ってた!全ルートでそう思ったのでした。
色気のあるスチル、熱のある恋愛描写…。


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