ふんわりまったり、おいしいまいにち。

17:26

いっしょにごはん
PORTABLE(PSP)

ジャンル:料理擬人化アドベンチャー
発売日:2013年1月24日
CERO:C(15才以上対象)
キャラクターデザイン:雪広うたこ
原作:エイベックス・エンタテイメント
公式サイト

楽しき召し家壮での日々。
主人公は北海道から大学進学のために上京してきた女の子・麦畑茜。仕送りは少なく、バイトで生活費を賄おうとするもバイト先倒産。空腹で倒れ込んだところを不思議な大家さん・サトウさんに導かれてオンボロ学生寮「召し家荘」の大家代理兼管理人のアルバイトをすることに…。(週末仕事をしに来るので一つ屋根の下ではなくて通いの大家さん。)
個性豊かな面々と、四季折々のイベントや料理、各人との交流…といった、わいわい楽しい日々にふんわり恋愛がプラスされたようなゲーム。ほのかな恋を楽しむが吉。原作は、BLに近いものがあるみたいだけど、そういう部分は殆ど感じなかった。そこが気になる方は大丈夫(たぶん)。共通部分が多いので、続けて一気にするのでなく他のゲームを挟みつつその合間に、召し家荘を訪ねる…みたいな楽しみ方がベターかもしれない。
 
料理関連は恥ずかしながら、ほほぉ…となることもしばしば。欲を言えばこれだけ料理を前面に出していて恋愛はホンノリなので、レシピを集めとかそっち系のイベントを盛り込んで共通部分のマンネリを和らげて欲しかった。ちょっと淡々とした日々の描写になっちゃうので周回スキップしちゃう。システムはいつものオトメイト。共通が多いからOGAみたいなシーンジャンプがあった方が良かったかも。
 
ポップな色遣いとキャラクターがマッチしていて、シナリオと相まって、私にとっては可愛い可愛い作品でした。和む。OPムービーも世界観に合っているし、ENDムービーはとにかく可愛らしい(特にミニキャラが)。立ち絵もスチルも綺麗。衣装も色々変わって楽しめた。そして、攻略対象も良かったけど、主人公が可愛くて仕方がない。容姿がまずふんわりと女の子らしく、粉モノ以外の料理は苦手だけれど、お菓子作りは上手。ひたむきで一生懸命で素直で優しい…こんな彼女私が欲しいわ…と何度思ったことか。
余談ですが、料理擬人化アドベンチャーだから、カレーの王子様の化身とか、米の国の妖精とかそっち系のファンタジックラブコメディかと思ってたけどぜんっぜん違った。

以下攻略順の各キャラとルートの感想。ネタバレありなので閲覧注意。(一部ちょっと言葉キツイので注意されたし)

icon_41_1.gif   鳥山 揚介(1回生)
 
唐揚げLOVE。まっすぐな同級生。最初から麦ちゃんを意識しまくってる純情ボーイ。2人きりで部屋に居ても間違い1つ起こらない健全さ(交際は最後の最後だぜ)で、一緒にいろんなイベントをこなして、積み重なっていく淡い思い出を大切にする。大きな盛り上がりはないけれど、一緒に居る日常が幸せ、そんなほのぼのした恋。昭和初期の交際か!(イメージ)と突っ込みたくなる清らかさ。個人的に最大の見どころは、ラストの「きちんとした」告白。その真っ直ぐさにとどめを刺されて、光に晒された闇の魔の如くピギャーーーーーと心が浄化された。ほんっとに可愛いのよ2人とも。清い。真っ直ぐできちんとした言葉の後に、交際を申し込まれるのって素敵やん?こんな大学時代を送りたかったです。エンディングテーマが似合いすぎる2人。しかしなんでメッシュなんだ?と思ったけどあれトサカなのね。笑った。包丁一本でさすらいの料理人(主に揚げ物)も良いけど、麦ちゃんの実家に帰ってレストラン経営も良いと思うよ!

icon_41_4.gif 大豆 納(4回生)
 
古風でちょっと厳しいけど世話焼き。実は猫のピータンにメロメロで口調まで変わってしまうというキュートな人。声も空気交じりの低音ボイスで良かった。恋愛面は、ほのかに麦ちゃんを意識しつつ、麦ちゃんも大豆先輩を尊敬してほんのり惹かれていく…という静かだけど可愛い2人にニヤニヤ。先輩の着物姿も手伝って『大正時代の恋』の様相。(嵐の夜に)彼女を泊める時の精神集中には笑った。ムッツリか。ムッツリ好きだ!色んなことにちょっと慌てたり照れたりと可愛くて、最萌えだと強く確信したけれど、家族の件が絡むと途端に失速…。事情は言い難いことかもしれないけれど、コンテストが迫っているのに何の説明もなく彼女を連れまわし、嫁候補として辛い想いをさせる姿はガッカリの一言。逆に麦ちゃんの健気さが涙を誘う。先輩の温かさを含んだ厳しさは魅力と思っていたけれど、その厳しさに説得力がなくなるウダウダ加減。これは私がムダに年とってるからかもだけど、女将候補☆お嫁様でハッピー!などと無邪気に思えないな。麦ちゃんはできた娘だけど、しっかり庇って大事にしてやって欲しかった。先輩のキャラが大好きなだけにとても惜しい…。

icon_41_8.gif  米田 光(2回生)
200_40_yoneda.jpg  
ミスターお人好し。優しくて良い人。雪国出身、(一部を除き)料理下手、前向きなお人好し、妹がいる…という共通点が多い2人。鳥山君と一緒で『陽だまりの恋』か。鳥山君に比べるとジワジワと先輩に惹かれていく麦ちゃんを見ることが出来て、より可愛かった。赤面しちゃって同回生の友達もなかなか出来ない引っ込み思案な先輩だけれども、心根が優しく大らかで、推しは弱いけど秘めた力は粘り強い…そんな彼を召し家壮の面々と麦ちゃんは愛してるんだと思う。(あ、よく考えたらご飯のイメージだわ、確かに)2人ともお互いに好きな人が居るんじゃないかとヤキモキする部分も恋愛あるあるで可愛かったなあ。料理下手な2人が頑張って料理コンテストに出て、2位だったというのも適度にリアルで適度に夢があって良かった。ふんわりと「いっしょにごはん」する喜びが伝わるシナリオ。しかし先輩と卵丸くんが2人並んだ時の声の可愛さは異常。問われる自分の性…(麦ちゃんは、声がついたら相当かわいいんだろうなァ…)しかし何故か先輩を見るとまことちゃんというか、楳図かずお先生を思い出す。

icon_41_9.gif  辛澤 澪(大学OB)
200_40_karasawa.jpg  
激辛カレーの王様。暴君。カレーへの情熱はケタ外れ。それ以外は粗暴。大声で怒鳴る唯我独尊男。私は相当にカレーが好きなので、カレーが食べたくなった。スリランカカレーだけどね。以下愚痴。
カレーに対する情熱はハンパないし、料理人としての腕が確かだから周囲は慕っているのかもしれないけど、怒鳴りつける・壁に穴を開ける・激辛カレーを無理やり流し込む等から彼への気持ちは前半底辺を這いまくり。カレーが美味しかろうが辛い物が苦手な人は苦手だし、立て続けに食わされて味見なんてできるかい。ドSとか俺様系は元々好みじゃないんだけど、感謝や謝罪が出来ない人は男女区別なく人として嫌だ。虫を退治してもらったら礼を言え。せめて礼を言いたいけど言えない様子とか態度で示すとかすればいいんだけどね。麦ちゃんは”優しい人だな…”とか言ってたけど共感出来なかった。
個人√に入ってからの”ぶっきらぼうだけど、ちょっとだけ見せる柔らかさ”をちょっと前半に持ってきて後半はさらにプラスだったら救われたのにな。それか粗暴になった背景とかを見せてくれたらね…(腹黒も同様に苦手ですが神社では最初弟を追いかけたもんな)そしてまさかの朝チュンに仰け反ることに!あの声は反則だわー小野さん良い声だわー(スタスカと同じ感想)麦ちゃんも積極的。ラストは怒涛の大人の味である。

 icon_41_7.gif   卯野花 直(4回生)
200_40_unoha.jpg 
はんなり京美人アーティスト。直ちゃん先輩のルートは、本人のキャラクターも手伝ってふわふわして綺麗で1番好きなルートかも。本人もキャラクターも好き。ちょっと不思議な色気のある男性。虚弱体質なのに食べることも忘れて、課題や物事に没頭する姿は、はんなりとした普段の姿とのギャップがあってなかなか。胸に秘めた情熱と芯の強さが素敵だった。恋愛面はふんわり距離が近づいて麦ちゃんの胸がときめく感じ。”先輩は料理とかあんまり作ってないけど、コンテストどうなるんかなー?”と思ってたら食品サンプルコンテストもやっていたと。なるほど。留学(夢)も君のことも大事で諦めたくないから待っててくれると嬉しい、と言って1年で全部やり遂げて帰ってきてくれた先輩の底力は凄い。何だかんだ将来性が一番あってやるときゃやる気がする。ネックは健康面だけど、麦ちゃんがしっかりサポートして仲良く暮らせそうだなあ。普段こういうタイプはそんなに好きじゃないんだけど、先輩の台詞は飛ばさずに聞いてることが多かった。癒される(…疲れてのか)。

icon_41_5.gif  海野 力(3回生)
200_40_umino.jpg 
軽いノリのクッキングDJ。「っしょー」「じゃーん」が乱用されててちょっと面白かったリッキー先輩。タイプじゃないのと、他の女の子にはヘラヘラしてるのに、麦ちゃんが大豆先輩と話してるだけで嫉妬するとかどうなの?とか思ってごめん。付き合った後も女の子が周りにいっぱいだからな。(細かいところが気が付く良い男で、食に対してはホントに真面目なんだろうけど。)特に山も谷もない感じでサラっと終了。(どのルートも割とそんな山場感はないから私の攻略対象者への好感度の問題だと思う。好みの問題です)でもコンテストの召し家荘の皆のアイディアを借りるというのは一致団結感があって1番良かった。(それぞれ料理人としてのプライドなのか、単に描写を端折ってあるのかは分からないけれど)2人だけで考えるのが多かったので嬉しかった。

icon_41_0.gif  サトウ(召し家壮大家)
200_40_sato.jpg 
凄い機能をもつスーパーアンドロイド。麦ちゃんの命の恩人。感情を持たないアンドロイドの恋、というベタなシナリオなんだけど、穏やかな彼の変化や、自身の変化(麦ちゃんへ抱く何らかの気持ち?)に戸惑って召し家荘の皆に相談するところは微笑ましかったし、麦ちゃんの記憶を取り戻すまでの2人にホロリとした。言葉に感情がのってくると声色がうっすら変わるのも良かった。でも『機能ですから』っていう言い方は好き。あと機械モード?に入る時の低音ボイスも。
サトウさんが成長するかどうか分からないし、結局サトウさんのバックにいる組織はなんなのかとかは謎のままだったのでこれからの2人の未来はご想像に…ってなるけれど、個人的に妄想した未来は、サトウさんは成長しないで麦ちゃんは勿論年を重ねて、最後は天寿を全うするんだけど、サトウさんもその時、静かに機能を停止する…ってやつ。サトウさんは変わらないけれど、麦ちゃんがおばあちゃんになってもその気持ちは変わらないし麦ちゃんは老いる自分をちょっと哀しみつつも仲良く、みたいなのを想像して泣けた(幸せではあると思うけれど)。でもサトウさんはスーパーアンドロイドだから成長だってするのかもしれない。一緒にごはんする日もくればいい。食べ物は食べられなくても、テーブルは囲むよね。精神的な愛の世界だ。
サトウくんは『金平糖の踊り』がテーマ曲なのかと思ったのに最初の方しか聴けなくてちょっと残念。

icon_41_2.gif  その他
200_40_tama.jpg 
・カレールートからハヤシルートへ分岐してもよろしかったのでは…。(ハンバーグさんも脳筋過ぎなければ好きなんだよ!)
・一番好きなイベントは共通ハロウィン。衣装がカッコよかったり可愛かったりでウフフってなるけど毎回サトウさんのガイコツトレーナーみたいなので噴いてしまう。またサトウくんは無表情だからさあ…。
・ハロウィンでの卵丸くんの「お菓子を食べなきゃキスしちゃうよ?」の囁き(何時もとトーンが違う!違い過ぎる!!)と、林君の「私がお菓子のおねだりをしましょうか?」の声はヤバイ。あれはヤバイ。攻略させんかい。
・最萌えは該当者なし。大豆先輩は可愛くて大好きなんだけど、どうしてもお家騒動が引っかかってしまうのよね。くそ…。



コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks