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下天の華~罪の華感想など

22:38

 
下天の華 with 夢灯り
愛蔵版(PS Vita)

ジャンル:恋愛アドベンチャー
(ネオロマンスシリーズ)
発売日:2016年9月8日
CERO:B(12才以上対象)
開発チーム:ルビーパーティー
公式サイト

下天おもっっっ…しろい!と、思いながら『下天の華』をフルコンプしました。(夢灯りパートはまだ)。PSP版はきっちりクリアしてるし夢灯りもやって、舞台DVDもコミックも買い、イベントにもつい最近参加した程度に下天が好きなんだけれど、2度目なのに本当に面白かった。むしろPSPでやった時より面白かった気がする!多分安土の皆が前よりずっとずっと大好きになっているからだね!(キモい程に)。

兎も角にも面白いので是非未プレイの方にオススメしたい。やっぱり品があって、ツボを押さえた良い作品だと思います。前回の詳しい感想とかはこことかにメモしたので(ネタバレなしの雑感はここに。)、今回は2回目+罪の華の感想をサクッと。以下ネタバレなので、閲覧注意で一つ宜しくお願いします。

藤林ほたる【罪の華】について
真面目で真っ直ぐなくのいち。純粋すぎるくらいで情に厚い子(心の中で武将たちの行動を突っ込むときもあってそれがまた面白い)。武将たちの中では1番蘭丸に近いタイプか。
四話の終わりに暗殺の命を受けた後は、彼女が苦悩する姿を見ると自分も同じように胸が軋みまくり。1回やってて先も分かっているのに、辛くて息苦しくなったり、この場から逃げ出したくなる程シンクロしまくる始末。(同時にほたるのことも凄く好きで、辛い目に合って欲しくないと思ったもんです)夢を知らなかったほたるが、信長様の元でそれを掴み始めていただけに、「敵を欺くにはまず味方から」作戦は相当堪えました。兄様め…。

なので、心の揺らぎに付け込まれる【罪の華】への流れが追加されたのは、決して不自然ではなく良かった。いやーよくもまあそれぞれに合わせた結末をおつくりなされた…(涙)と、本気で毎回土下座してた。有難うコーエー様。(それは本編もそう。それぞれのルートが個性的で面白くて纏まっている!)全体的に仄暗いものばかりだけど、罪の華も好き。その結末の特性(?)からか、官能的じゃないけれど、そういうものを仄めかす描写が多くて、でもその色を出すための表現も下品にならず、直接的ないやらしさを前面に出すのでは無いのが流石だなと思いました。(本編でもそうだけれど、衣擦れや手を取るSEで相手の距離が近くなったりするのが分かるのが、しっとりした色香に繋がっていてとても良い)
でも、安土の皆には幸せになって欲しいので、ベストエンドが1番!
 
羽柴秀吉
今回は下天の華シリーズ最愛の彼から行ったけど、もーやっぱり好きだこの人…。物凄い大人で、でっかくて、包容力の塊。任(というか忍びの掟みたいなもの)に縛られるほたるの心に寄り添って、解きほぐそうとしてくれてた。終盤、暗殺の任に苦しむ彼女に対して「この小さな手が心に反することをしてはいけないよ」と何度も何度も、無理やりではなく促すように、その辛さを包み込むところがね…とにかく良い男。大好き。

秀吉の【罪の華】は、ほたるの心を救い上げることができなかった彼が負傷して、彼女に任を与え続けることでなんとか生かしていく流れ。他にもっと明るい方向へ導けるだろうに、あえてそれはせずに、ずっと囲い続ける…みたいな。秀吉はこのまま囲って逃がしたくないという想いと、ほたるの罪の意識に付け込んでいることに罪悪感を持ってる。救えなかったことに対する負い目もあるんじゃなかろうか。
お互いに罪の意識(罪悪感)に囚われ続けるままなんだろうな…(秀吉の罪悪感とほたるの罪悪感はタイプが違うけど)。この先、秀吉は【任務として】身体の関係を持つだろうことを匂わせているけれど、彼女を蔑ろにしてるわけではないし、無理強いではないし(誘導しているところはあれど)…仄暗いけれども、二人はお互いを見つめている分、物哀しいけれどもまだ救いがある結末かな…。こんな風になっても秀吉は優しくて強いなと思います。本編でも負傷して彼女を救うけれど、形は違えど救うことには変わりないし。(でも陽のあたる場所で彼女と幸せになる本編との対比が切なく響くね…。)情より欲を優先することになる、ってモノローグでは言ってたけど、決してそれだけではない、と、思います(願望)。秀吉の目から光が奪われてほたるが後悔するシーンは、泣きました。その時も秀吉はこちらを気遣って優しかったから余計に胸に来たというか。寛容なだけの男じゃない、としてもね。

徳川家康
とても優しいし強い人だよねえ家康様。下天で心が強いのは信長様、秀吉、そして家康様じゃないだろうか。(師匠は強いけれどちょっと別枠)女嫌いさえ克服したら問題なし。あと家臣がとっても心配して愛してるのが好きです。彼との安土での日々とベストエンドの結末はまさにキャラソンの【幸せ日和】そのもので歌を聴くと物凄く癒される!

【罪の華】では、ほたるとしての記憶がなくなった彼女の傍に居続ける。あの毒は最初から記憶を奪う毒だったのか、それとも偶然、記憶がなくなったまま生還したから”桔梗”として傍に置くようにしたのか…ハッキリと描かれてないけれど、個人的には最初から記憶を奪う毒で、ほたるとしての生(忍びという生業)を奪って彼女の罪の意識を取り除きたかったし、彼女を騙してでも傍に置いておきたかった…それこそが家康様の罪、と解釈。信長様の天下を彼女が脅かす恐怖もあるし、今までとは違った目で彼女を見てしまう…だったら忍びとしての彼女を消せば…っていう結論に至ったのではないかな。罪の華って、罪はほたるだけのものじゃないんだよな…。罪は自分だけが背負う…っていう家康様の強さがここでも現れてるような終わりだった。(ほたるは思い出しそうでもあり、やっぱりぼんやりした暗さが漂っていたけれど)

森蘭丸
相変わらず笑顔が子犬のようなキラキラした眼差しで、忠犬ランマル…と思わずにはいられない。久々に見たヤキモチ蘭丸も可愛いし、秀吉(時々信長様)の後押しというかデバガメというか野次馬も楽しい。ほたると蘭丸カップルは、見ているこちらが面映いですわ。さっさと抱擁でも交わせ。

蘭丸の【罪の華】は、もう、こうするしかないっていう必然さを感じる。秀吉や家康様のように人払いをして最小限で騒ぎを収めたわけでもなく、信長様を傷つけたことはとても赦せそうもなく、憎悪は募る。でもその一方で彼女への想いはまっすぐで…ほたるもまた、自分の罪に苛まれて悪夢を見続ける、自害するにしても里に被害が及ぶからそれもできない。真っ直ぐすぎる二人の最後がああなるだろうなと腑に落ちるというか。彼女を殺すことで救って、自分も罪を背負って生きるってことか。好きになったことも、それによって純粋に憎しみだけを抱けないことに対しても罪だと思ってるよねきっと。初恋なのに苦すぎる。けどどこか綺麗さを感じるのは二人の潔さのせいかも知れない。

織田信行
信行様はほっとけないんです。弱さが優しさを凌駕するんだけど、でも良い子なんだからほっとけない。なんだかんだ兄ちゃんも(きっと)大好きだからやっぱりほっとけない。恩讐の彼方にじゃないけど幸せになって欲しいんだよ可愛いやつだから…と、いちいちほっとけない男子。曼珠沙華の中で泣いていないか心配。あとゲジメに沈!されたら一発だろうなーとか思いました(ごめんね)。キャラソンの【希望の光輝】は言わずもがなの名曲で再生回数ぶっちぎり。(イベントで生で聴きたかった…)

しかしながら、一番官能的というか、R18な雰囲気を感じたのが信行様の【罪の華】だったという…言葉もないくらい官能的で終わってから暫く余韻で次に行けなかった。退廃的なエロティシズムというか…ただただ驚いたよのぶほた…(って書くと信長とほたるみたいだな。ゆきほたかな?)心中じゃないけれど、お互いの身体と心だけを拠り所にして闇堕ちの様相。共依存のような。身体を重ねることで少しの間安心感が生まれるんじゃないかな。(ほんの少しの間だけど。)この二人の間の罪は心の弱さ、だよねえ。信長様を追い詰めている側になっているけど、それでも二人はいつでも死にそうなラインにいる感じがして先も見えず光も射さず。秀吉も将来的に身体の交わりが生じるような描写だったけれど、こんなに酷い闇堕ち感は無さそうだな。でもこの終わり方は凄く好きでお気に入り。あのスチルもデカダン
な雰囲気過ぎて。

百地尚光
愛され師匠。ほたるは師匠が本当に大好きで仕方ないし、親代わりだったもんだからどの武将と接するときよりも幼く感じられて可愛い。師匠は恋を自覚しても年の差もあるし親代わりだったから何となく決まり悪いし、やっぱりどうなのよっていう気持ちで及び腰なのが可愛い。でもほたるには甘々で(でも信行様にも甘々)結局観念しちゃうのが可愛い。どうかお幸せに…。

一方の【罪の華】はやばい。ヤバすぎる。ハードボイルド逃避行編カッコ良すぎてやばい師匠。信長にも里からの刺客にも天にもお前の命はやらない…って決意する師匠かっこよすぎやろ…震えたわ。うっかり師匠に心変わりしそうだった。あぶねえあぶねえ…。いやでもカッコ良すぎやろ?俺が守るって決めたし逃げるって決めたからずっと一緒だって。かっこ良すぎやろ!!!海を越えて幸せにおなり。師匠良い男すぎて辛い。涙は出なかったけれど、この結末も好き。というか師匠がカッコ良くて好き。

明智光秀
兄様は信念の人で、恨まれようが憎まれようが信長様の天下の為に突き進む人なんだけど、いかんせん口が悪いのよね。損な人…。でも好き。歯ぎしりしながら兄様を妹として愛してます。(恋はしないけれど)。ちまきが凄く好きなのを今回初めて知りました。今度作り方覚えよう。

兄様の【罪の華】はえぐいと色んな所から耳にしていたので怖かったけれど、割と通常運転というか、兄様ならこれかなという印象。(逆にほたるに裏切られたことに対する衝撃が大きすぎて兄様が彼女に縋りまくるとかの方向で狂っちゃうなら私的にはヤバかった(まあ、本当に「飼い主」になってしまっているから狂ってしまったんだけれども))くのいちとして、彼女を駒として扱い、床の相手もさせ、徹底的に使い倒している。ほたるの目には光もなく…怖いし嫌な結末なんだけども。兄様はほたるのこと最初から信じてないから、信頼などする筈もないって言い放つけど信じていたからこそ許さず、飼い続けてるのよね。嫁にやっては取り戻して安心する。どの武将よりも兄様の心が砕けてるのではないかな。やはり辛いね。

織田信長
…今更言うまでもないけれど、かっこいいのよ。圧倒的重量感。下天の華をプレイ中、いちいち信長様の言葉に痺れて、感動して心震え、もう信長様に天下のために生きますと思うし、付いていこうと泣いた。恋とか愛とかじゃないわ。天下だわ。私が欲しいのは(信長様の)天下だよ!(あわよくば秀吉と夫婦になる)。ドラマCDで良いから天下とってください信長様。安心して命を奪いに来いって…カッコ良すぎる。鳳凰になったほたるに助けられる信長様を見て今回は涙しました。(前回感想では何故か笑ってたみたいでバチ当たりでしたすみません)。

そして【罪の華】が一番成立させにくかったんじゃないかな。信長様は。兄様同様、割と通常運転に思えました。だって信長様はどんな相手でも結局(自分が一度気に入ったならば多分)懐に入れてしまうもんね…つまらん面を見せるな!消えろ!と言いながら殺さず、夢を追いかけていけという意味で逃がしたけど結局、自分を殺しに来る刺客としてのギリギリの逢瀬…。信長様としては、夢の萌芽を外で育てて生きてゆけ!という願いだったのだけれど、ほたるは彼しか見えない。信長様に魅入られた人はもう信長様から離れられないというのが罪なのかもしれない。第六天魔王ゆえに。


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