SWEET CLOWN~真相

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 SWEET CLOWN:真相

SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~ 応援中!
SWEET CROWN~午前3時のオカシな道化師~』ラスト。真相編です。
それぞれ四人のルートを読んで、満を持して真相への扉が開くんだけど、どのルートよりも残酷で辛かったし、心ををゴリゴリ削られた…。でも最後の最後は救いがあったと思うし、色んな謎が知りたくて勢いで読み進めてきたので良かったなあとも。もう少しゆっくり考えながら読み解いていったら深く理解できたのかもしれませんが、今の私にはこの程度に【読む】のが精いっぱいでした。
柘榴は嫌いじゃないけれど、物凄い女だった。(そして疲れる作品だったけど、気が付いたらキャラクターに対する愛着も湧いていたよ。あんなに怖かったロバも今となっては良い思い出…多分…)

以下、真相ルートの感想。ネタバレ注意です。
 
 真井知己(人畜無害の常識人)/橿野知也・橿野柘榴
SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~ 応援中!
もう少しで恋が始まりそうだったのに。もしかしたら始まっていたかもしれないのに、その想いは折られ、弟だと分かって沈めていた気持ちも無理やり揺り起こされ、抉られ、潰された。どこまでも知也は柘榴を愛していたから傷つけられない…本当に辛い辛い話…。初めて柘榴の事が憎いと思ったルートだった。

真井さんが弟なのかもしれないっていうのは感じていたけれど、こんな形で展開されるとは。両親不在で(ネグレクトだよね)柘榴の心の拠り所は弟の知也へ。言葉で態度で、彼を捕えて、そして彼も柘榴への想いを募らせていく。それは柘榴が望んだ方向ではなく、恋の形に。結局柘榴は知也が知也である限りは、絶対に彼を受け入れることはなくて、頑なにそれを突き通す。(ここまで頑固なのはどうしてなのか。全年齢だからってわけじゃないだろうこれ)「真井さん」としか認識してなかったときは好きになりそうだったのにな…物凄く切ない。

結局他のオフレンダ達が「かくれんぼ」で菓子に代えられても、自喰しようともせず結局、自分だけを守る。柘榴がこんな風に歪んでしまったのは(柘榴だけではなく知也も)、親のせいもあるから彼女ばかり責められないけれど、それにしたってな…スノードームの中に弟と2人で居たかった「だけ」の柘榴と、恋心を抱いてしまった知也。
12歳の時にスイートクラウンに食べられたのに、その想いが毒になるほど強くて、吐き出されて捨てられても「知己」として新しく生きなおしたのにね。やるせない。が、どうあってもきっと知也は知己であっても柘榴に惹かれちゃうんだよね。仕方ない。
それでも最後の最後で”真井知己さんが仕合わせになること”を願って弟への支配を解き放ったグッドエンドには救いがあった…。柘榴は誰かと結ばれることはないかもしれないけれど、一人じゃない。ラズとクランが居てくれるから。その他のオフレンダの面々も双子が揃った状態で幸せな世界だった。結局、真井知己が彼として仕合わせになる世界に、柘榴はいたらいけないってことで。結ばれませんな…。大丈夫、真井さんは私が頂きます。(っていう人いっぱいいあるだろ!)
それにしても、スイクラ様が柘榴を求めていたのは、知也の想いを身体の内に入れたからだったというのもまたねえ…やられた。疲れたけれどとりあえず、知りたいことは知れたのでここまで読み終えて良かったです。でも、疲れた!

other_110.gif 五周目その他
・全ルートやってきてずっと思っていたけれど、この作品はR18でやった方が映えただろうなあ。欲を扱ってるし、そこに分かり易い形で肉欲が絡まないのは不自然な気さえする。知也の記憶を都合よく書き換えた(忘れ去った)柘榴は知也に無理やり犯されていてもおかしくないなあと思うし(反面、そんなことはきっと出来ないだろうな、とも思うんだよね。知也は絶対に柘榴を傷つけられない)、その他のルートももっとエグイことになるかもしれないけれど、深くなった気がします。(まあ匂わせるくらいの方が物語として想像力をかきたてられて良いのかも…いやでも…)
・柘榴は考えなきゃ…と言いながら考えることを放棄してるのが罪深い城に来てからはもう色々自喰の影響やらなんやらで歪んでるから仕方がないとしても、それまでの生活もね…。親が見てくれなかったり一人だったとはいえ、一歩踏み出していたらこんなことには…と思いつつそんなタイプならこのお話になってませんな。


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